小物雑貨OEM事例|楽天ECショップA社様 OEMでの自社ブランド展開
ご依頼時の状況と課題
ご自身でハンドメイド製作した商品を楽天ECショップでご販売のA社様。
ご相談当時、ECショップでの主要販売商品は、幼稚園や保育園、小学生の子どもが使用するための通園・通学グッズ。そのため入園・入学の春に需要が集中し、季節によって売り上げが左右されやすいという課題をお持ちでした。
フィルブリッジの対応・提案
課題を解消するために、「通年もしくは秋冬に販売できる商品を考えたい」とのご相談を受け、しっかりとヒアリング。楽天ECショップを活かしたブランド企画、OEMでの商品製作を担当しました。
担当内容
1)企画整理
2)素材提案
3)仕様決定
4)サンプル作成→改良
5)生産・検品・納品
企画整理
ご相談当初は、完成した商品とは違うものを製作希望。既存の商品(通園グッズ)の購買層とは異なるアイテムだったため、そもそもの目的を整理。
ヒアリングを重ねる中で、主な目的は以下2点に絞られました。
・秋冬(Autumn/Winter)シーズンに販売できる
・通園グッズの購買層から対象ターゲットを広げたい
これまでは「ユーザーの子供のため」の商品しかA社様ではお取り扱いがなかったため、楽天ECショップのメインユーザー層(30〜50代女性)が自分の用途として購入するアイテムの製作を検討しました。
楽天ECメインユーザー層との相性の良さやご相談者様の希望なども汲み取り、ショルダーバッグとポーチの製作を提案。
今後の商品展開時のブランド価値観統一も検討しながら、ペルソナ設定からOEM商品企画を伴走して進めました。
素材提案
ひと口にショルダーバッグ・ポーチといっても、大きさや形、そして素材によって大きく印象が異なります。
打ち合わせ時、弊社が持つ生地見本を見ながらお話しする中で、素材に味のある意匠性の高い生地にとても心を惹かれているご様子。ふだんハンドメイド用として流通しているものには、柄がプリントされている一般的な生地が多いため、個性のある生地を前に製造者としての楽しさが浮かんでいらっしゃいました。
その延長で、生地の産地や織り方などにも話が及びました。
日本で販売されている生地には海外生産のものが多く、日本国内で生産される生地は年々減少傾向にあります。しかし、日本の産地ならではの技術で作られている個性のある生地もたくさんあることを、産地を知れば知るほど体感しています。
そんなお話をする中で、A社様の「日本産で、独自の手法で作っている生地を使用したい」という希望が高まり、高野口パイルという生地を提案しました。
● 高野口パイル
和歌山県の旧高野口町(現 橋本市高野口町)を中心とした地域(橋本市、九度山町、かつらぎ町)で生産されたパイル織物、編物の総称。肌触りが良く伸縮性に富み、摩擦に強く保湿性も高いことが特徴で、ラグジュアリーブランドなどからの注目度も高い。アパレルから寝具、車両まで幅広い用途で使用されている。


写真上:高野口パイルの産地に赴いた際に撮影した、産地の様子
写真下:高野口パイルの例。手触りある個性的な生地が魅力
仕様決定〜販売支援
生地が決まったことから、生地感を活かした仕様や改良を重ね、生産へ。
A社様のハンドメイドの世界観を保ったまま、OEMでのオリジナル商品におとしこみました。既存の商品と並んだ際も違和感なく、かつ自社ブランド製品として広がりを持てるような物語を創出しています。

OEMでの商品製作の場合、OEM企画会社とは別に「生地専門」の生地屋が生地に関する提案をすることが通例です。
しかしフィルブリッジの場合、代表のこれまでの経験から生地に造詣が深く、産地の特徴や製品の扱いに関しても熟知しているため、企画の立案から生地提案、製造管理まで常に伴走しながら、一貫して関与することが可能です。
ブランドとしての価値観やストーリーがブレることなく、筋の通ったモノの製作を支援します。
