導入事例|紗紗 xiaxia hijab Japan様 イスラム教徒向けファッションブランド

アパレル未経験から始まったムスリムファッションブランドを、素材提案〜縫製まで一貫支援

イスラム教徒向けファッションブランド「紗紗 xiaxia hijab japan」様は、原宿・浅草での実店舗販売および海外向け越境ECを通じて、ムスリム女性のためのファッションアイテムを展開しています。

アパレル業界未経験からのスタートながら、 インナーヒジャブ、着物アートヒジャブ・アバヤ、スカジャン風アバヤなど、 日本らしさと宗教的配慮を両立した独自性の高いラインアップを展開されています。

このプロジェクトでは、フィルブリッジがOEMパートナーとして参画し、 企画・素材選定・パターン設計・縫製までをワンストップで支援。

とくに、ムスリム向け衣類という専門性の高い領域において、 「最終的に着る人が、安心して快適に着用できるか」という視点から逆算し、 生地や仕様の検討を重ねながら商品づくりに伴走しました。


導入のポイント

  • アパレル未経験の状態から、企画〜量産までを一緒に構築

  • ムスリム向け衣類に対応した素材・仕様提案

  • インナーからアウターまで、複数アイテムをトータルで支援


2. クライアント企業・ブランドのご紹介

 

ブランド概要

「xiaxiahijabjapan」様は、「ムスリムであること」と「ファッションを楽しむこと」の両立をコンセプトに、日本発のムスリムファッションを提案するブランドです。

宗教的なルール(露出・透け感・シルエット)への配慮を前提としながら、

色柄やデザインで個性を表現する——

その繊細なバランスを大切にしたものづくりが特徴です。

 

販売チャネル

  • 原宿店舗・浅草店舗での対面販売

  • 海外向け越境EC(BASE)

  • Instagramを活用した情報発信・販促

実店舗とECを組み合わせ、国内外へ「日本発のムスリムファッション」を届けています。

取り扱いアイテムの特徴

  • インナーヒジャブ:長時間着用を前提にした快適性とフィット感

  • 着物アートヒジャブ:和柄・着物モチーフを活かしたデザイン

  • 着物アートアバヤ:着物アートをアウターに落とし込んだ主力商品

  • スカジャン風アバヤ:日本独自のカルチャーを融合したデザイン性の高い一着

いずれも、「着用時の快適性・機能性」と「日本らしい表現」の両立を軸に設計されています。

フィルブリッジは、インナー・アウター両方のアイテムについて、デザイン補助、生地・素材提案、パターン作成、縫製までをワンストップで担当しています。

 


3. 導入前の課題

自社縫製から量産への移行

ブランド立ち上げ当初は、小林様ご自身が縫製を担当されていました。
しかし、受注増加や新作企画が並行する中で、

  • 縫製に時間を取られ、企画に集中できない

  • 工程が複雑なアバヤ類の負担が大きい

といった課題が顕在化し、量産体制への移行が急務となっていました。

ムスリム向け製品に対応できるOEMの不在

複数のOEM企業と接点を持ったものの、

  • 宗教的配慮まで踏み込んだ提案ができない

  • 「作れる」ことと「安心して着られる」ことの判断が難しい

という不安が残り、パートナー選定は難航していました。

生地・素材選定の難しさ

国内に前例が少ないため、

  • 用途に適した生地の定番が存在しない

  • 生地メーカー側に対応実績がない

といった理由から、素材探しもゼロベースで進める必要がありました。

 


4. フィルブリッジを選定した理由

ムスリム向け製品への実績と理解

イスラム教徒のモデストファッション イメージ画像

フィルブリッジは、ムスリム向け製品の制作における関連分野での知見を有しており、
着用感・風合い・シルエットといった要件を前提にした提案が可能でした。

小林様のコメント
「満足度というより、もう死活問題です。
フィルブリッジさんがいないと、正直やっていけないレベルです(笑)」

アパレル未経験でも進めやすい伴走スタイル

専門用語や工程を一つずつ共有しながら進行し、
「何から相談すればいいか分からない」状態でも、対話を通じて要件を整理。

顧客・着用者目線を起点にした提案

自社都合ではなく、ブランドの世界観と最終着用者の体験を起点に設計を進め
難しい要望に対しても代替案を提示しながら理想に近づけていきました。

 


5. 提供したソリューション

  • 企画・仕様整理、パターン設計

  • 複数産地・メーカーからの素材探索と比較

  • サンプル作成・検証・改良

  • 小ロットから継続生産を見据えた量産体制構築

用途・着用シーンごとに重要な要素を整理し、量産に耐えうる設計へとブラッシュアップしています。


6. 今後の展開

既存シリーズのバリエーション拡充に加え、新たなシルエットや関連アイテムへの展開も視野に。

フィルブリッジは、今後も開発パートナーとして中長期的に伴走していきます。


7. 事例から分かるフィルブリッジの強み

  • ニッチ領域への対応力

  • 素材起点の提案力

  • アパレル未経験者にも寄り添う伴走型支援

  • 企画〜縫製までの一貫対応と柔軟な生産体制

一般的なOEMでは難しい条件下でも、
ブランドの世界観を守りながら製品化できることが、フィルブリッジの強みです。

 


8. 同様の課題をお持ちの方へ

  • 宗教配慮が必要な衣類

  • 日本製素材を活かした海外向けブランド

  • 前例の少ないニッチな布製品

生地・素材探しの段階からでもご相談いただけます。

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