モデストファッションOEM事例|紗紗 xiaxia hijab Japan様 オリジナルアバヤの開発

ご依頼時の状況と課題

着物をもちいたヒジャブの製作をおこなうなど日本の伝統文化を生かした商品を開発し、30カ国にわたる世界の人々へと届けている、ムスリムファッションブランド「紗紗 xiaxia hijab Japan」様

「アバヤ」と呼ばれる、中東の湾岸諸国で女性が日常的に着用するローブ状の衣服を新たに開発するにあたって、どう「日本らしさを現地の服で再現するか」という課題がありました。

企画整理・ニーズ調査・素材/デザイン提案・製作まで、一連を伴走支援いたしました。


企画整理

ご相談当初より、「現地の服に日本らしさを掛け合わせたい」という思いを強くお持ちでしたが、まずは「現地ではどういうものが求められているのか」、また掛け合わせたい「日本らしさ」というのは何を指しているのか、というところから整理しました。


現地のニーズ

中東向けの商品なので、使用するのは主に中東の人々です。

「アバヤ」に求められるのは、流れるような美しいドレープと、着心地。

夏は最高気温が50度を超える地域もあるほど高温となる中東地域では、涼しさがもっとも重要な要素です。

涼しくて、日常的に使用でき、洗うことができる。そうした機能面と衣装性のバランスが大切でした。


素材提案

ご提案したのが、日本独自の繊維技術を持つ「ソアロン」という素材です。

「ソアロン」とは、天然のパルプを使用した植物系原料の良さと化学系原料の合成繊維の良さを併せ持つ、半合成繊維トリアセテート素材のこと。

日本の企業が世界で唯一生産している、機能的かつサスティナブルな素材です。

合成繊維に比べて水分を吸い込みやすい一方で、糸の表面にあるランダムな溝によって、吸い取った汗や水分を素早く拡散し、早く乾かす力があります。

そのため、洗濯した後も乾きやすく、高温や多湿の地域にも最適。

シルクのような光沢や優れた発色性も持っており、洗濯や着用をしていてもシワになりにくく、ほどよい厚みでドレープの再現性にもうってつけでした。

デザイン提案

日本らしさをアバヤに掛け合わせるといっても、そもそも「日本らしさ」をどういった点に見出すのか、という点が一つの課題でした。

「日本らしさ」「日本文化」の例として、「着物」「アニメ」などがよく言われますが、一方海外では、日本のロリータファッションに対する反響も大きい。

なにを「日本らしい」とするかは千差万別です。

そうしたなかで、クライアントとディスカッションを繰り返し出てきたのが、「原宿カルチャー」というキーワードでした。

取り入れたのは、日本発祥の洋服である「スカジャン」の要素。

2色の生地を使用し、胸元・背面には和柄をつかったデザインを配置しました。

そうしてできあがったのが、「日本のカルチャー × 日本の技術 × 現地のニーズ」を融合させた、スカジャン アバヤ。

着物やスカジャンをそのまま輸出するのではなく、現地の市場に合わせて、相手に届く形に組み直しました。

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